今やメッキ品は生活に欠かすことのできないものとなっており、その用途も自動車・携帯電話・パソコン・住宅関連などに使われております。
当社では商品のベースとなる樹脂成形素材(ABSおよびPC+ABS)に対してクロムメッキ処理を行います。
開発段階からの一貫生産を行っている当社では、特に品質が最重要視される自動車内外装をメインに手掛け、国内外の大手自動車メーカーより高い技術力を評価されています。
クロムメッキは装飾用としての美しい金属質調や質感皮膜機能などのほかに耐食性や耐久性が求められ、年々お客様からの要求は高度化され、それを実現できる当社は確固たる技術力と長年の経験、実績に基づき、あらゆる分野で広く採用されています。また、六価クロムに加え、腐食・環境負荷低減に強い三価クロムも生産しています。
ここでは、メッキについて分かりやすく、マンガ形式でお伝えします。
六価クロムメッキは、青味がかった光沢のある銀白色の色調をしており、非常に美しい外観をしています。
加工性に優れたプラスチック素材の表面に銅メッキ・ニッケルメッキを施したあと、六価クロム液からクロムが金属になってメッキ処理を行うことで、容易に金属光沢外観を得ることが出来ます。
プラスチックメッキ部品は軽く、耐食性や耐磨耗性に優れていることから、自動車部品や水栓金具部品、遊技関連など幅広く使用されています。
三価クロムメッキは、白と黒との色調があり、当社では黒色のダーク調三価クロムメッキ処理を行っています。
近年では、環境規制の強化を背景に代替メッキとしての実用化が進んでおり、また、六価クロムメッキとは異なる独特で美しいダーク色調も人気を呼んでいます。
当社では、薬品メーカーと協同開発し耐塩害性、耐食性の優れたメッキ処理を行っており、高級仕様のプラスチックメッキとしても需要が増えています。
艶消しメッキとも言われ、クロムメッキとは違う艶や光沢のない落ち着いた高級感のある外観に仕上がります。
ベロアメッキは、メッキ薬品の種類によって鏡面光沢から無光沢に近いものまで外観をコントロールすることができ、バリエーションに富んだメッキ外観を得ることができます。
また、その仕上がりは塗装では表せられない魅力があり、主に自動車部品、住宅関連部品に使われています。